大阪府高槻市の女性(当時54歳)への殺人容疑で再逮捕された養子の高井凜容疑者(当時28歳)が9月、大阪府警福島署の留置場で自殺した問題で、府警の処分対象者は18人に上った。留置管理業務に絡む処分に加え、その後の不適切な対応に関わった幹部らも一斉処分されたためで懲戒処分は7人、府警の内規に基づく処分は11人。福島署の八木一宏署長は15日付で、府警本部の組織犯罪対策本部副本部長に異動する。事実上の更迭で、後任の署長には田代俊哉・同副本部長が就く。
懲戒対象は、留置場の管理や看守業務に不備があった、福島署の留置管理課長ら2人が最も重く減給1カ月(10分の1)。八木署長ら5人は監督責任などを問われ、戒告となった。
事後に不適切な対応をとった幹部らも処分された。事案発生後の記者会見で高井容疑者が書き残した便箋の存在を把握した時期などについて報道機関に虚偽の説明をした府警本部の留置管理課ナンバー2、戸山明夫調査官(56)は戒告の懲戒処分となった。
検証結果報告書で、戸山調査官は記者会見に「準備不足のまま臨み、その場しのぎで事実と異なる説明をした」と指摘された。
戸山調査官の上司に当たる渕田れい子課長は監督責任を問われ府警の内規に基づく本部長訓戒となった。【郡悠介、洪香】