佐賀県神埼(かんざき)市で2018年2月、陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリコプターが民家に墜落した事故で、陸自は27日、最終の調査結果を公表した。山本朋広副防衛相は同日、佐賀県庁やヘリが墜落した同県神埼市などを訪れ、事故調査の最終報告を説明して回った。
佐賀県庁で山本副防衛相は山口祥義(よしのり)知事との面会で「国民の生命と財産を守るべき防衛省が真逆のことをしてしまい、おわび申し上げる」と陳謝し、調査結果を報告した。面会後、山口知事は記者団に対し「合理的な説明をいただいた」と結果報告を評価したうえで「住民には事故の衝撃がまだ色濃く残っている。再発防止を肝に銘じていただきたい」とくぎを刺した。
墜落ヘリの同型機が所属する駐屯地がある同県吉野ケ里町の伊東健吾町長は、山本副防衛相との面会後に「より安心、安全を高める策を講じてほしい」と要望した。神埼市のヘリが墜落した現場がある地区の前区長、松永順二さん(69)は「また墜落したらと思うと怖い。二度と事故が起きないようにしてほしい」と訴えた。【竹林静、池田美欧】