三重「正論」懇話会の第26回講演会が19日、津市のホテルグリーンパーク津で開かれ、評論家の石平(せきへい)氏が「党大会後の中国情勢と台湾有事の行方」と題して講演した。
石氏は、10月の中国共産党第20回党大会での人事に注目。党の中央軍事委員会副主席という人民解放軍制服組のトップ兼政治局員に、対台湾の最前線にあたる東部戦区司令官だった何衛東氏が通常の段階的昇任を経ずに大抜擢(ばってき)されたと指摘。軍事産業関係者も異例の2人が政治局入りしており、その狙いについて「台湾併合戦争の発動でしかない。指導部は戦時体制になっている」と強調した。
党大会で「最高指導者の任期は2期10年まで」のルールを破り3期目の続投を実現させた国家主席の習近平氏について、「それに見合う台湾併合という実績が必要になる」と分析。3期目は「台湾有事が現実味を帯びた危険極まりない5年間になる」と警鐘を鳴らした。