小6女児焼死 国と大阪府、高裁でも和解拒否 再審無罪の国賠訴訟

大阪市東住吉区で1995年、小学6年の女児(当時11歳)が焼死した火災で、再審無罪になった母親の青木恵子さん(58)が国と大阪府に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、国と府は22日、大阪高裁で開かれた非公開協議で和解に応じない意向を示した。青木さんの代理人弁護士が明らかにした。和解協議が打ち切りになったため、2023年2月9日に判決が言い渡される。
代理人弁護士によると、高裁の牧賢二裁判長は11月の結審後の協議で双方に和解を提案していた。国と府は22日の協議で「和解に応じるつもりはない」と表明したという。国と府は1審でも大阪地裁から和解案を示されたが、応じなかった経緯がある。
青木さんは大阪市内で記者会見し、「きょうは娘の月命日だった。良い方向に向かうかなと期待したが、国も府も何も反省していない」と憤った。【山本康介】