【飯能男女3人殺害事件】優等生だった容疑者は赤ボルボに異常執着か

埼玉県飯能市美杉台の住宅街で起きた男女3人殺害事件で、殺人未遂容疑で逮捕された無職斎藤淳容疑者(40)の変貌ぶりが近所で指摘されている。
被害者と近隣住民である斎藤容疑者の接点に注目が集まるが、今のところは被害者の車に傷をつけた器物損壊事件(不起訴)くらいのものだ。
傷をつけられた車は赤いボルボだった。すべてが斎藤容疑者の犯行だったかは不明ながら、こうしたことは一度や二度ではなかったという。
近隣に住む70代女性は「全面に深くえぐるような傷ができたときはさすがに森田さん(被害者夫妻の妻で長女も殺害された森田泉さん)も対策することにして、駐車場に門をつけて、防犯カメラも設置したんです。そしたら今度は門が傷つけられたんですよ。それを聞いてよほどこの家の車に何か思いがあるんだろうなって。だって狙われるのはこの家の車だけだから。高級な車だからねたんでいるのかなって噂してました」と語った。
この女性によると、森田さんは先月、「最近はもう傷つけられていない。でも怖い」と話していたという。
一方、斎藤容疑者の過去も明らかになってきた。子供のころから美杉台におり、当時は祖母、両親、姉と5人暮らしだったという。息子が同級生という男性は「小学生のときは勉強ができてスポーツもできるいい子でした」と振り返った。また、娘の年齢が近い60代女性は「かっこよくてモテてたみたい。あそこは美形一家だったんですよ」と話した。
しかし、その一家にも変化が訪れた。20年ほど前に両親が離婚し、父母、祖母は家を出て行った。「しばらくお姉さんと2人暮らしだったけど結婚か何かで出て行って、彼1人になっていたんです」(同)
出歩く姿も見かけられなくなっていた。2、3年前に自宅の庭にいた斎藤容疑者を見た女性は「様変わりしていてビックリしました。久しぶりに外に出たのかなってくらいに髪が伸びきってた」と、その変貌ぶりに驚いたという。
複数の住民が指摘するのは「器物損壊で逮捕されたときに車を傷つけた理由が分かっていれば違ったかもしれない」(娘が同級生の60代男性)という点だ。なぜ斎藤容疑者が被害者のボルボを傷つけたのかが、殺害に至るキーポイントかもしれない。