コロナ感染の宮崎県知事、初詣したのに…県「終日公舎などで過ごす」

新型コロナウイルスに感染した宮崎県の河野俊嗣知事について、同県が感染判明後の2日、地元紙の宮崎日日新聞社に対し、元日に初詣をしていた知事の行動を公舎などで過ごしていたと修正して記事化するよう求めていたことがわかった。同社は応じず、3日の朝刊に初詣をした事実を掲載した。
県秘書広報課によると、県は毎日夕方以降、知事の当日の動静を同社にメールで知らせている。1日夜の連絡では「宮崎市の宮崎神宮、県護国神社に初詣」としていたが、2日は休刊日だったため紙面化されなかった。
一方、知事のコロナ感染は2日昼頃に判明。同課の担当職員は「行動歴を出すことで県民の不安をあおる」などと判断。知事にチャットで修正依頼を伝え、知事からの指示がないまま同日夕、同社に「終日、公舎などで過ごす」と修正依頼のメールを送信した。その後、知事の感染を発表。配布資料にも初詣の事実を記さなかった。
県は5日夕まで、修正依頼について「知事の了解を得ていた」と説明していたが、同日夜、「職員の勘違いだった」と修正した。県秘書広報課の長友修一課長は読売新聞の取材に対し、「知事への

忖度
(そんたく)は全くなかったが、正当な理由なく発表内容を変更することはあってはならない」としている。
河野知事は5日に出したコメントやフェイスブックで、「12月30日から多少喉の痛みは感じていた」と違和感を感じながら初詣に行ったことを明らかにし、「感染防止対策を指導すべき立場にある者として、慎重に行動すべきだったと反省している」とした。動静の修正依頼については「県民の皆さまへの正確な情報提供を第一に考えて対応すべきだった」と陳謝した。