奈良市の元職員が、仲川げん市長らからパワハラを受けたとして、市を提訴しました。 訴えによりますと、奈良市秘書広報課に勤めていた元職員の男性は、去年4月以降に仲川市長から書類を床に投げられたり職員の前で叱責されたりするなどパワハラを受けたということです。男性は不眠などの症状が出たため、上司に相談すると睡眠薬を渡され、人事課には「病休をとるか転職を考えるといい」と言われたということです。 男性は去年秋に退職していて、退職は市長らのパワハラが原因で市も適切な対応を怠ったとして、慰謝料など約400万円を求め、今年1月19日に奈良地裁に提訴しました。 (元職員男性の代理人 三橋和史弁護士) 「(男性は)まだまだ奈良市に尽くしたかったという思いでありましたけれども大変悔しい思いをしていると。同じように被害を受けるような職員さんが出てほしくないという思いで提訴に至ったと」 一方で仲川市長は1月20日の朝、次のように答えました。 (奈良市 仲川げん市長) 「パワハラがあったという訴えについては、ちょっと思い当たるふしがあまりないので。相手によっては普通に伝えたつもりでもきつく捉えているということはあったりするかもしれません。市としては当然誠意のある対応をさせていただきたいと思っています」 男性は未払いの時間外勤務手当などがあるとして800万円余りの支払いも求めています。