宮台真司さん「憎しみよりも悲しい」 襲撃事件、容疑者?男性死亡で

東京都八王子市の東京都立大南大沢キャンパスで2022年11月、切りつけられ重傷を負った同大教授で社会学者の宮台真司さん(63)は1日、容疑者とみられる男性の死亡を受け、ネット上に動画でコメントを発表した。宮台さんは周りに新たな危害の可能性がなくなったことについては「ほっとしている」と話し、「動機が分からないので釈然としない気持ちのまま、解決できた気持ちにならないまま先に進んでしまうのが残念だ」と述べた。そのうえで「憎しみよりも悲しい気持ちがある。人が死ぬのはどんな理由があれ、悲しい」とも語った。
事件は昨年11月29日午後4時15分過ぎに発生した。宮台さんは後ろから刃物で切りつけられ、全治約6週間の重傷を負った。警視庁によると、男性は同12月17日、自宅で死亡しているのを家族に発見された。前日の16日に死亡したとみられる。【福島祥】