関東は昨夜の強風が「春一番」 昨年よりは4日早い春の便りに

気象庁は昨日3月1日(水)に関東地方で「春一番」が吹いたと発表しました。昨年よりは4日早い春の便りです。
昨日は夕方以降に風が強まる
昨日は前線を伴った低気圧が日本海を進み、関東南部では夕方から南寄りの風が強まりました。東京都心では22時30分に南南西の風8.3m/sの最大風速を観測。最大瞬間風速は東京都心で15.5m/s、横浜市で16.4m/s、千葉市で16.5m/sに達しています。気象庁は今日になり、3月1日(水)に「春一番」が吹いたと発表しました。関東地方の「春一番」の条件は次の通りです。 ・立春から春分までの期間 ・日本海に低気圧がある ・強い南寄りの風が吹き、気温が上がる※「春一番」は期間が限定されており、発生しない年もあるため、「平年値」での比較は行われないことになっています。
今日の午後は北風が優勢に
東京都心の気温変化
今日も南部の沿岸部では強い南寄りの風が吹いていますが、すでに北部では北寄りの風に変わってきています。午後は東京都心など南部でも北風に変化し、夕方をピークに強く吹く見込みです。北風が冷たい空気を送り込んで、午後は気温が急降下します。昼間は暖かく感じられても、夕方から夜は風が冷たくなりますので、外出をする方は服装に注意をしてください。また、強い風によって花粉の飛散しやすい状況が続きます。花粉対策も欠かせない一日です。
定義は地域によって違う
春一番は立春を過ぎて最初に吹く強い南風のことを指し、地域によって定義に違いがあるものの、平均風速7~8m/sが一つの目安になります。(地名) (基準)九州南部 8m/s九州北部 7m/s 四国 10m/s 中国 10m/s 近畿 8m/s 東海 8m/s 北陸 10m/s 関東 8m/s※春一番は、立春から春分までの期間としているため、発生しない年もあります。