レスリングの元五輪金メダリストで、日本協会の会長を務めた笹原正三氏が5日未明、死去した。93歳だった。関係者によると、数年前に病に倒れ、療養していたという。
笹原氏は1956年メルボルン五輪フリー・フェザー級で金メダルを獲得。世界選手権も54年東京大会を制した。技術力に定評があり、独自に編み出した必殺技の〝また裂き〟は世界中のレスラーに恐れられた。
現役を退いてからは指導者に転身。得意の英語を生かして英語で技術書を書き、多くの選手の手本となった。1989年から2003年まで日本協会の会長を務め、退任後は名誉会長に。国際レスリング連盟(現・世界レスリング連合)でも理事、副会長を務めた。
通夜、告別式は家族葬で行い、後日お別れの会を予定している。