誤った道路標識、交差点付近に10年間掲示…「直進」なのに「左折可能」の表示

滋賀県警は8日、大津市木下町の県道の「木下町」交差点付近で、2012年8月から約10年間、進行方向を誤って表示した道路標識を掲げていたと発表した。道路上には正しい表示が塗装されており、「ミスに伴う事故や交通違反の摘発はなかった」としている。
交通規制課によると、4車線を示す標識のうち、「直進」とすべき左側の車線部分を「直進・左折」として掲示していた。標識は12年8月に設置されたが、同課員が昨年11月にミスに気がつくまで発覚しなかった。今年2月25日に、正しい標識に変更したという。
標識を巡っては、2月にも大津市島の関の市道で表示ミスが判明しており、同課は「標識の管理を徹底していきたい」としている。