岸田首相は11日、福島県相馬市の教育支援施設を訪れ、子どもたちや子育て中の保護者らと意見交換した。育児と仕事の両立について、「経済的な支援や様々な政策も大事だが、社会全体の意識が変わらないと政策も生きない」と述べた。
意見交換は、子育ての当事者らの声を聞く「こども政策対話」の一環。3月末をめどにまとめる少子化対策のたたき台に反映させる。
子どもから首相を目指した理由を問われ、「世の中こうあってほしいと思うことを先頭に立って実現したいと思い、日本の社会で一番権限が大きい首相を目指した」と答える場面もあった。小学生時代に好きだった本として、アレクサンドル・デュマの「三銃士」などを挙げた。