ガーシー議員「除名」で各党反応 「力不足で申し訳ない」「参院としての意思」「除名は当然」

政治家女子48党のガーシー参院議員が15日の参院本会議で、議員資格を失う「除名」処分が正式に決定したことについて、同党の浜田政調会長は「ガーシー議員と票を入れてくれた皆様に謝罪をしたい。力不足で申し訳ない」と述べた。
海外から帰国せず、陳謝するはずの本会議を欠席した政治家女子48党のガーシー参院議員に対して、議員資格を失う「除名」の懲罰が、参院本会議で15日、可決、決定した。
尾辻参院議長が同本会議で「除名」を宣告し、ガーシー議員は議員の身分を失った。
本会議終了後、同党の浜田政調会長は記者団に対し「ガーシー議員には今後も国会議員として活動してほしいと考え、努力をしてきたが、それができなかったことについてはガーシー議員、票を入れてくれた皆様に謝罪をしたい。力不足で申し訳ありませんでした」と述べた。
その上で「落ち着いたら、『お疲れ様』ということで、ドバイに行って直接会って話そうと思う」と述べた。
一方、自民党の世耕参院幹事長は「明確に参議院としての意思をほぼ全会派一致した形で表明することができたと思っている」と述べたほか、立憲民主党の田名部参院幹事長は「前回は陳謝で懲罰委員会で決まったがその機会を自ら放棄をしたわけで、正当な理由がない中でこうしたことを考えれば、除名というのは当然だろう」と述べた。
国会議員への「除名」処分は72年ぶりで、国会欠席を理由とした「除名」は初。(画像は、「除名」処分が可決・決定した後、ガーシー議員の札が議場から撤去された様子 午前11時すぎ 参院本会議場)