東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之被告(78)=受託収賄罪で起訴=が、収賄罪に問われたコンサルタント会社元代表の松井譲二被告(75)に対し、賄賂とされる資金の一部を日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和前会長(75)に分配するよう指示していたことが28日、分かった。竹田氏は受け取らなかった。
東京地裁(安永健次裁判長)で同日開かれた松井被告の初公判で検察側が明らかにした。高橋、松井の両被告、竹田氏は慶応の同窓。
松井被告は高橋被告と共謀し、2018~21年、広告大手ADKホールディングス(HD)と大会マスコットのぬいぐるみを販売した「サン・アロー」から計約2700万円を受領したとされ、起訴内容を認めた。