2日、北海道千歳市の養鶏場で死んでいるのが見つかり、北海道の検査で、鳥インフルエンザの陽性が確認されたニワトリは、国の検査で、高病原性の鳥インフルエンザの疑いであることもがわかりました。約39万羽が殺処分されます。
北海道千歳市では、約56万羽を飼育していた養鶏場で、高病原性の鳥インフルエンザが確認され、3月28日から殺処分がすすめられています。 その後、2日になって、新たに約39万羽を飼育している別の養鶏場でも、ニワトリ15羽が死んでいるのが見つかりました。 現地での簡易検査、石狩家畜保健衛生所での確定検査で、いずれも鳥インフルエンザの陽性であることが確認されました。 そして、3日朝、国の検査の結果、致死率の高い高病原性の鳥インフルエンザの疑似患畜疑と判明したため、この養鶏場の約39万羽についても、殺処分されることが決まりました。
北海道は、自衛隊に災害派遣を要請し、先の養鶏場と合わせて、殺処分されるのは、千歳市だけで約95万羽に上ります。 また、半径10キロ以内には、他にも養鶏場が7戸、合わせて約100万羽のニワトリが飼育されていて、移動や搬出が制限されます。 北海道は、千歳市の2件の殺処分で、生産量の2割弱がなくなることになり、卵の安定供給への影響を懸念しています。