70代男性が「トリカブト」による食中毒 野草を"おひたし”にして食べ救急搬送される 《新潟・佐渡》

新潟県佐渡市で4月12日、有毒植物の「トリカブト」による食中毒が発生しました。
県内では「トリカブト」による食中毒は、ことし初めてとなります。

佐渡保健所によりますと、12日午後2時、佐渡市内の医療機関から保健所に、有毒植物による食中毒と思われる症状の患者1人を診察したと連絡がありました。

保健所が調査した結果、11日に佐渡市の70代の男性が市内の山中でモミジガサと思われる野草を採取し、その日の午後5時頃から自宅でおひたしにして1人で食べたところ、午後7時頃からおう吐、ふらつきなどの症状が出たということです。男性はその日の午後9時頃に救急搬送されました。

保健所が男性の家に残っていたものを専門家を通じ鑑別したところ、有毒植物の「トリカブト」であることが判明しました。
男性の症状が「トリカブト」による中毒の症状と一致することや医師から食中毒の届出があったことから、「トリカブト」による食中毒と断定されました。

男性は入院しましたが快方に向かい、すでに退院しているということです。

「トリカブト」は毒性成分を含み食べると、おう吐、下痢、めまいなどの中毒症状を起こし、死に至ることがあります。

県によりますと「トリカブト」の葉とニリンソウやモミジガサを間違って食べた例がこれまでにも報告されていて、県内では直近では2020年に五泉市で1件確認されています。

県は種類の判定ができない植物は、「採らない」「食べない」「人にあげない」とし、山菜と有毒植物が混生することがあるためよく確認して採るようにし、調理前にも確認してほしいとしています。

※画像はトリカブト