22日午後4時50分ごろ、富山県高岡市木津の「オーパスフィットネスクラブ高岡」のプールで、水泳教室に参加していた同市の保育園児笠谷拓杜ちゃん(5)が沈んでいるのが見つかった。拓杜ちゃんは救急搬送されたが、その後死亡が確認された。
県警高岡署は司法解剖で死因を特定するとともに、施設の安全管理に問題がなかったか調べている。
施設によると、プールは水深1.2メートル。拓杜ちゃんは教室終盤の遊びの時間、飛び込んだ際に浮具が外れ、溺れたとみられるという。近くにいた他の児童が沈んでいるのに気付き、保護者が引き上げた。
当時、プールにはコーチが4人おり、泳力検定をしていた1人を除く3人がプールサイドと水中で遊んでいた19人を監視していたが、誰も溺れたことに気付かなかったという。
同施設の形田博之代表は23日、「溺れないだろうという意識の緩みがあった。大変申し訳ない」と話した。
[時事通信社]