神戸市教育委員会は、市立小学校の男性教師が児童や教職員、あわせて265人の個人情報が記載された書類やパソコンを紛失したと発表しました。
神戸市教育委員会によりますと4月28日、市立小学校の男性教師(30代)が、全児童230人の名前や全教職員35名の住所などが記載された書類70枚や、パソコンが入ったかばんを紛失しました。
男性教師は、小学校の教職員ら14人と飲食店で食事をした際、飲酒して酩酊状態になったとみられ、市教委の聞き取りに対し、「帰宅途中にかばんの紛失に気付いた」と説明しているということです。
男性教師は、警察に遺失届を提出しましたが、かばんは現在も見つかっていません。
小学校では、書類などの持ち出しには校長の許可が必要でしたが、男性教師は許可を得ていませんでした。
現時点で情報漏洩による被害は確認されておらず、市教委は、「教員の危機管理意識が低いことを反省し、いま一度全校に周知徹底していきたい」とコメントしています。