「通信契約で未払いがある」などウソの電話を信じた北九州市の85歳の男性が1300万円あまりを、だまし取られました。警察によりますと、ことし1月に北九州市八幡西区で1人暮らしの85歳の男性のスマートフォンに、内閣サイバーセキュリティセンターのチバと名乗る男から電話がありました。男は男性に「通信契約で未払いがある」などと言って電子マネーによる支払いを要求し、その後も、上司や警察を名乗る複数の男から、トラブル解決のための弁護士費用などとして、金を送るよう連絡がありました。男性は指示に従い、電子マネーのほか、宅配便で現金を送るなどして、約2か月の間に、あわせて1321万円を、だまし取られたということです。男性が3日、警察に相談して事件が発覚しました。警察は「電話でお金の話はすべて詐欺」と注意を呼びかけています。