立憲民主党は10日、衆参5補欠選挙のうち公認候補を立てた3選挙区で全敗したことを踏まえ、両院議員懇談会を党本部で開いた。泉健太代表は、党再生に向けて「一緒に力を合わせて全力を尽くしていきたい」と結束を呼び掛けたが、出席者からは党運営に対する批判が相次いだ。
補選敗北を巡り、泉氏は「党の足らないところは強化したい」と説明。中堅・若手議員が次期衆院選で200以上の小選挙区への候補擁立を求めたことに関しては「提言も踏まえながら1人でも多く擁立していく」と述べた。
これに対し、出席者からは「政権交代できなかったら自分は辞めるくらいの覚悟をみせてほしい」「一番変えなければいけないのは代表の認識だ。何をやりたいかしっかり考えてほしい」などと、泉氏の手腕を問う声が続出。泉氏は「よく考える」などと応じたという。
[時事通信社]