解任案は「立憲共産党の演出」=自民・麻生氏が批判

自民党の麻生太郎副総裁は11日の麻生派会合で、立憲民主、共産両党による塚田一郎衆院財務金融委員長(自民)の解任決議案提出を批判した。日本維新の会と国民民主党は解任案に反対の立場であることに触れ、「『立憲共産党』による演出だ。単なる時間稼ぎだ」と語った。塚田氏は麻生派の所属。
解任案提出の理由となった防衛費増額の財源確保法案審議について、麻生氏は「十分に時間をかけている」と強調。立民、共産両党の動きを「有権者が望む国会審議からはほど遠い」とけん制した。10日の解任案提出を受け、同法案の衆院通過は来週へずれ込むことになった。
[時事通信社]