NBAチケット販売偽り120万円詐取容疑 46歳を再逮捕 警視庁

米プロバスケットボールNBAの八村塁選手が出場する予定の試合のチケットを売ると偽り現金をだまし取ったとして、警視庁渋谷署は12日、茨城県つくば市菅間、無職、木村祐一被告(46)=詐欺罪で起訴=を詐欺容疑などで再逮捕したと発表した。「全く身に覚えがない」と容疑を否認しているという。
再逮捕容疑は2022年9~10月、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)であったウィザーズ―ウォリアーズ戦2試合分のチケット計5枚の代金名目で、埼玉県の40代女性3人から計120万円を振り込ませ、だまし取ったとしている。ウィザーズには当時、八村選手が在籍していた。
渋谷署によると、木村容疑者はチケット販売仲介サイトを通じて売買をもちかけていたとみられる。チケットの正規の価格は数千~数十万円程度で、木村容疑者は女性3人からそれぞれ20万~60万円を振り込ませていた疑いがある。ほかの人には「最前列80万円」などのメッセージも送っていたという。【菅健吾】