東京都江戸川区の住宅で2月、住人の契約社員山岸正文さん(63)を殺害したとして逮捕された区立中教諭尾本幸祐容疑者(36)が、知人に「(金銭面の)やりくりが苦しい」と交流サイト(SNS)でメッセージを送っていたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。事件前後に服装を変えていた疑いがあることも判明した。
尾本容疑者は住宅ローンの支払いに加え、競馬や外国為替証拠金取引(FX)など投資による損失を数百万円抱えていたとみられる。警視庁は尾本容疑者が金品窃取目的で住宅に侵入し、山岸さんと鉢合わせして襲った疑いがあるとみている。