ゼレンスキー氏訪日で“あるもの”が再び話題に SNS「広島・宮島に来てねってことだったのか」

ウクライナのゼレンスキー大統領が訪日し、広島市で開催されている先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に出席するという日本政府の発表を受け、20日、SNSで「しゃもじ」が話題になる一幕があった。
今年3月、岸田文雄首相がウクライナの首都キーウを電撃訪問した際、支援物資としてお菓子の「うまい棒」を大量に持参したのでは、とSNSで話題になった。ポーランド南東部プシェミシルの駅からキーウ行きの列車に乗り込む岸田首相をとらえた映像がNHKで流れ、日本政府関係者がうまい棒の段ボール箱を一緒に運び込む様子が映り込んでいたためだ。
産経ニュースによると、箱の中身は、首相の地元・広島県の宮島で作られた50センチ大の「しゃもじ」で、ゼレンスキー氏宛てに「必勝」の文字と「岸田文雄」の署名も入っていた。しゃもじは「敵を召し(飯)取る」との意味で験担ぎにも使われており、日清・日露戦争では戦場に向かう兵士が多くのしゃもじを奉納したとされる。
SNSには「必勝しゃもじが来日決断の理由になっているのであればめちゃくちゃエモい」「しゃもじ送ったのって、しゃもじで有名な広島・宮島に来てねってことだったのか」「しゃもじはサミットへの招待状の意味もあったのかな」「『広島に奉納しに来い(広島サミットに招待する)』って意味だったら熱い」などの声が多数寄せらている。
ゼレンスキー氏は、サミット最終日の21日にG7首脳との討議に臨むほか、インドや韓国など招待国8カ国の首脳らが加わる拡大会合にも出席。岸田首相との個別会談も実施する予定。サミットへのオンラインによる参加は、岸田首相が3月にキーウを訪問し、同氏と会談した際に合意していたが、その後、ウクライナ側から、対面での参加を希望しているとの意向が寄せられたという。