岸田文雄首相は22日、前日に閉幕した先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)について、法の支配に基づく国際秩序の維持と、新興・途上国「グローバルサウス」への関与強化が大きな目的だったと明かした上で、「当初の狙いを果たすことができた」と総括した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相はまた、ウクライナのゼレンスキー大統領がサミットに対面出席したことに関し、「大変大きな意義を持つ」と評価。各国首脳の原爆資料館訪問にも触れ、「世界のリーダーに被爆の実相に触れてもらうことでも、大きな成果を挙げることができた」と強調した。
[時事通信社]