上野宏史厚生労働政務官(自民党、衆院比例南関東)は28日、外国人労働者の在留資格を巡る口利き疑惑を一部週刊誌が報じたことを受け、政務官を辞任した。辞表提出を受け、政府が持ち回り閣議で決定した。自民党幹部によると、9月の内閣改造まで後任は置かない方向だ。
上野氏は同日、事務所を通じてコメントを発表した。週刊誌報道に関し「法令に反する口利きをした事実はない。このような報道となり大変遺憾だ」と否定。辞任理由については、体調不良のほか「政務官の立場にあることで誤解を招きかねないとの指摘もあり辞職を決めた」とした。