再び九州北部で大雨のおそれ 明日29日(木)朝にかけて厳重警戒

2019/08/28 16:17 ウェザーニュース
九州北部の雨は一旦小康状態となっていましたが、再び発達した雨雲がかかり始め雨が強まってきました。今日28日(水)15時までの1時間に長崎県芦辺で22.0mm、山口県油谷で22.5mmを観測しています。降り始めからの雨の量は長崎県平戸で522.0mm、佐賀で456.5mmに達しました。
今夜から明日29日(木)の朝にかけて九州北部から中国地方を活発な雨雲が次々に通過するため、1時間に60~80mmの激しい雨の降る見込みです。雨雲が同じような所に停滞した場合は、1時間に100mm前後の猛烈な雨になるおそれがあります。雨が小康状態となったことで下がっていた川の水位が再び上昇したり、地盤の緩んでいる所で新たな土砂災害が発生することが考えられるため、今夜も厳重な警戒が必要です。避難をする場合は出来るだけ早めの時間に行うようにしてください。
明日29日(木)の日中は秋雨前線の活動が弱まって、雨の落ち着く所が多くなります。ただ、週末の9月1日(日)頃まで前線は日本海沿岸に停滞し、再び活動が活発になるタイミングがありそうです。少なくとも週末までは雨に関する最新情報の確認が必要です。