瀬戸内海で船から転落した男性、泳いで「島にたどり着いた」…翌日に島民から携帯借りて通報

23日午後1時30分頃、広島県福山市の福山港から山口県の徳山下松港に航行中の貨物船「新豊周丸」(696トン)から、乗組員の男性(38)が行方不明になったと118番があった。第6管区海上保安本部が巡視艇や飛行機を出し、捜索。翌24日午前8時頃、この男性から「海中転落し、泳いで尾道市・細島にたどり着いた」と118番があり、尾道海上保安部の船が救助した。男性は三原市内の病院に搬送され、目立った外傷はないという。
同保安部によると、男性は23日早朝に尾道市の因島大橋付近で海に落ちたとみられる。記憶が断片的で頭を打った可能性があり、24日朝に、たどり着いた細島の島民に助けを求め、携帯電話を借りて通報したという。