5月27日(土)9時現在、台風2号(マーワー)はフィリピンの東の海上で猛烈な勢力から非常に強い勢力に変わり、西に進んでいます。30日(火)頃には、非常に強い勢力のまま沖縄の南海上に達する見込みです。南西諸島の一部が暴風域に入る可能性があり、高波や風雨等の影響が出ることが考えられます。週末のうちに荒天への備えを済ませるようにしてください。その後の進路はまだ特定することが難しいため、今後の台風情報に注意が必要です。▼台風2号 5月27日(土)9時 中心位置 フィリピンの東 大きさ階級 // 強さ階級 非常に強い 移動 西 30 km/h 中心気圧 925 hPa 最大風速 50 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 70 m/s
“台風の目”は依然はっきり
27日(土)9時の気象衛星(赤外画像)
台風2号は勢力をひとつ落としたものの、衛星(赤外)画像では依然として“台風の目”がはっきりと見えています。来週のはじめにかけては海面水温の高いところを通るため、非常に強い勢力を保つ見込みです。その後、月末には徐々に向きを北寄りに変え、南西諸島付近で動きが遅くなる見通しになっています。南西諸島では台風接近前から波が高くなり、週明け以降は沖縄本島や先島諸島で大しけとなる予想です。また、台風が近づくにつれて風も強まり、荒れた天気となるおそれがあります。沖縄ではすでに海開きが行われ海水浴が可能なシーズンになっていますが、今週末は海でのレジャーは控えるようにしてください。
波の予想 29日(月)3時
世界の気象機関の予測
参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果
この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。これらのメンバーを比較すると、沖縄の南に進む所までは予測の誤差がほとんどない状態で予報の正確性が高いといえますが、その後は一気に誤差が拡大していることがわかります。高気圧の勢力や上空の気圧の谷の動きによって、西へ進むか東へ転向するかなどが変わってくる見通しです。日が近づくにつれて誤差は縮小し予測が定まってくる見込みですので、今後も随時新しい情報を入手するようにしてください。
台風の暴風域に入る確率
120時間以内に台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)奄美地方 3 %沖縄本島地方 10 % 本島北部・中南部(慶良間・粟国諸島除く) 8 % 慶良間・粟国諸島 9 % 久米島 10 %大東島地方 1 %宮古島地方 30 %八重山地方 36 % 石垣島地方 36 % 与那国島地方 24 %
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。
参考資料など
・気象衛星赤外画像:NICT-情報通信研究機構