「日本は防犯意識薄い」スリを繰り返した疑い ルーマニア人3人逮捕

駅のエスカレーターや階段でスリを繰り返したとして、兵庫県警は30日、住所不定、塗装業のラドカヌ・ドミトル容疑者(30)らルーマニア国籍の男性3人=いずれも公判中=を窃盗容疑などで逮捕、送検し、捜査を終えたと発表した。「日本は防犯意識が薄く、スリがしやすかった」と供述しているという。
逮捕・送検容疑は2019年12月から23年1月までの間、神戸市や大阪市、東京都など5都府県の駅でバッグから財布を盗むなどの窃盗を繰り返したとしている。26件で被害額は計約168万円に上る。
捜査3課によると、地下鉄駅の階段やエスカレーターを中心に、実行役や見張り役に分かれて盗みを繰り返していた。「ギャンブルや遊興費に使った」と容疑を認めている。【澤俊太郎】