都内の痴漢の摘発件数、前年1・6倍…行動制限解除が要因か

薄着の人を狙った痴漢が増える夏を前に、警視庁は1日、京王井の頭線渋谷駅で痴漢被害の防止を呼びかける防犯イベントを行った。
警察官や鉄道関係者ら約100人が、痴漢防止に役立つ防犯アプリ「デジポリス」の活用などを呼びかける啓発チラシを駅利用者に配布した。警視庁の総崎由希・生活安全総務課長は「痴漢の被害者や目撃者は声をあげて警察に通報してほしい」などと呼びかけた。
都内では昨年、痴漢の摘発件数が約390件に上り、前年の約1・6倍だった。コロナ禍の行動制限が解除されたことが要因とみられ、警視庁が警戒を強めている。