河野デジタル相は9日、マイナンバーカードを巡るミスやトラブルが相次いでいる問題で、自身の処分を検討する考えを示した。参院地方創生・デジタル社会特別委員会で「責任は大臣たる私にある。何らかの形で私に対する処分はやらなければいけない」と述べた。
マイナンバーと預貯金口座をひもづける「公金受取口座」では、本人以外の家族名義で登録した可能性が高い事例が約13万件に上るほか、他人の口座を誤登録した事例が748件あった。特別委では、家族名義の登録を、国税庁が2月に2件、3月に3件把握していたと説明した。すぐにデジタル庁に報告したが、幹部に情報が共有されていなかったという。