岸田文雄首相は15日、今国会中の解散を見送る意向を表明した。フタを開けてみれば、自ら解散風を吹かせたことで、最側近でブレーン役を務める木原誠二官房副長官のスキャンダルを吹き飛ばしてしまった。
今週、永田町は岸田首相が来月8日に迎える安倍晋三元首相の一周忌に合わせた解散総選挙に踏み切るとの観測が流れ、立憲民主党が16日に内閣不信任決議案を提出した場合は「即日解散を決断した」とも報じられていた。
ところが、21日の会期末を控え、政府、与党の重要法案成立の見通しが立ったこの日、岸田首相は解散を否定し、与党幹部にも伝達した。野党関係者は「スキャンダルが出ることを察知した岸田首相が解散をあおって、話題そらしに成功したともいえる」と指摘する。
この日、発売された週刊文春では「岸田最側近 木原副長官 シンママ愛人に与えた特権生活」との記事を掲載。木原氏は記事中で否定しているものの不倫疑惑を報じたものだった。
岸田首相は13日に会見した際、「諸般の情勢を総合的に判断していく。会期末間近になっていろんな動きがあることが見込まれる」と解散に含みを持たせたことで、解散風は強風から台風並みに発達していた。
「会見時点で岸田首相は文春に記事が出ることを把握し、解散を否定せずに『諸般の情勢を』という発言になったのでしょう。木原氏の記事は以前に週刊新潮で出た続報で特別なインパクトもなく、解散の話題でかき消された。今日の空気を見る限りでは、解散しても影響は最小限で済んだところ」(前同)
また、同じ号の文春では、広末涼子のダブル不倫で、赤面ものの交換日記が報じられていた。広末と鳥羽周作氏は発売前に不倫を認めたことで、ワイドショーは広末一色となった。ネット上では「広末の不倫より官房副長官のスキャンダル追及が国のため」「広末がめくらましになっただけ」との声も飛んだ。
木原氏はガーシーからも暴露された過去があるように岸田首相にとってはブレーンであると同時にアキレス腱でもあるが、今回は自作自演の解散風と広末に救われたともいえそうだ。
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