トラックが反対車線にはみ出しか 警察が付近を走行の車のドライブレコーダー分析 5人死亡のバスとトラック正面衝突 北海道

18日、北海道南部の八雲町で、乗客と運転手の5人が死亡した、都市間バスとトラックが正面衝突した事故で、警察はトラックが反対車線にはみ出した可能性が高いとみて調べていることが分かりました。
18日正午ごろ、八雲町野田生付近の国道5号線で、札幌から函館に向かっていた都市間バスと、反対車線を走っていたトラックが正面衝突しました。
この事故で、バスの乗客の男女3人、双方の60代の男性運転手2人、あわせて5人が死亡しました。
またバスの乗客12人が病院で手当てを受けています。
警察によりますと、付近を走っていた車のドライブレコーダーを分析した結果、トラックが反対車線にはみ出した可能性が高いことがわかりました。
警察はトラックがはみ出したとみて、過失運転致死傷の疑いも視野に調べています。
事故にあったバスは、午前7時50分に札幌を出発し函館に向かっていた「高速はこだて号」で、当時、男女15人の乗客と運転手1人が乗っていました。
またトラックは、青森県の養豚会社「日本クリーンファーム」が所有し、60代の男性が運転していました。
バスを運行していた北都交通(本社札幌市)は、夕方会見を開き、バスを運転していたのは勤続15年の64歳の男性で、出発前のアルコールチェックや車両の整備点検に問題はなかったと説明しました。