東名高速道路で前の車との距離を詰め、自動料金収受システム(ETC)を不正通過し料金を免れたとして、神奈川県警高速隊は19日、道路整備特別措置法違反(不正通行)などの疑いで石川県野々市市、自営業堀井洋幸容疑者(61)を逮捕した。
高速隊は5月、不正通過を主導したとして、容疑者が以前勤務した陸送会社(愛知県)の社長を逮捕。社長らは2020年以降、計約850回にわたり同様の不正通行をした疑いがある。
堀井容疑者の逮捕容疑は昨年10月20日夜、横浜市内の料金所をトラックで不正に突破した疑い。
容疑者は当時、陸送会社に勤務。この会社は、愛知県や兵庫県の中古車オークション会場で販売された車を運転して輸送する仕事を請け負い、有効期限が切れたナンバープレートも使用していたという。
中日本高速道路から20年秋、神奈川県警に不正通過があると情報提供があった。