養豚会社のトラックが対向車線にはみ出し、「高速はこだて号」と衝突…ドライブレコーダー映像

北海道八雲町の国道で札幌発函館行きの長距離バス「高速はこだて号」とトラックが衝突し5人が死亡、12人が負傷した事故で、付近を走行していた車のドライブレコーダーの映像に、トラックが対向車線にはみ出し、バスと衝突する様子が映っていたことが道警への取材でわかった。
トラックは養豚会社「日本クリーンファーム」(青森県おいらせ町)の道南事業所(八雲町)の所属で、函館方面から八雲町に豚を運搬していた。現場は見通しの良い片側1車線の緩やかなカーブで、道警は映像を解析するなどし、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで調べている。
亡くなったのはバスを運転していた札幌市清田区、興膳孝幸さん(64)、トラック運転手の北海道森町港町、梶谷誠さん(65)、乗客の函館市旭町、同市職員若崎友哉さん(33)、鹿部町本別、パート従業員高清水忍さん(57)、札幌市清田区、高橋裕美さん(55)。けがをした20~80歳代の男女12人のうち、11人は軽傷で、1人は首を強く打って重傷とみられる。
事故は18日正午頃、八雲町の国道5号で起きた。