2018年7月、愛知県長久手市の愛知医科大学病院で、入院していた当時生後7か月の男の子の人工呼吸器用のチューブが外れるなどして、男の子は一時、心肺停止となり、5歳になったいまも意識不明の状態が続いています。
両親は、看護師らが男の子の体の向きを変えた際、チューブが抜け、すぐに医師を呼ばなかったうえ、チューブを誤って食道に入れたと主張して、刑事告訴していました。
警察は21日、当時担当していた看護師の女性3人を、注意義務を怠ったとして業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。関係者によりますと、検察官に起訴を求める「厳重処分」の意見書を付けたということです。
この事故をめぐっては両親が大学に損害賠償を求める訴えを起こしています。