公用車運転の女性職員に暴行の長生村議長、議長は辞任するけど議員は続ける意向

千葉県長生村の女性職員に対する傷害事件に絡み、村議会議長の東間永次氏(77)が村議会事務局に議長職の辞職願を出した。30日の本会議で採決される。東間氏は村議会で2度、議員辞職を勧告されているが、議員は続ける意向だ。東間氏に議員辞職を求めてきた村議らは、リコール(解職請求)に向けた準備を始めた。
村議会では、村議16人のうち10人超が東間氏の議員辞職を求めている。議会改革特別委員会の関克也委員長は、「パワハラやセクハラも明らかになっており、議長を辞めるだけでは話にならない」としている。
解職請求の是非を問う住民投票を実施するには、1か月間に有権者の3分の1以上の署名を集める必要がある。住民投票で過半数が賛成すれば解職される。
事件当夜の公用車内で、東間氏の隣に座っていた木嶋晴一副議長(72)も副議長職の辞職願を出しており、30日の本会議で採決される。木嶋氏も議員は続けるとしている。