日本遺産2件「再審査」=15件は認定継続―文化庁

文化庁は14日、地域の文化財を活用して観光振興につなげる「日本遺産」について、2017年度に認定された17件を審査した結果、うち北海道と埼玉県の2件について「再審査」にしたと発表した。年内に実施する再審査の結果次第では認定取り消しの可能性もあるが、これまで取り消された例はない。
再審査の2件は北海道の「江差の五月は江戸にもない」と埼玉県の「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」。
他の15件は認定継続で、うち2件を他地域のモデルとなる「重点支援地域」に選定した。新たな候補地域の認定はなかった。
[時事通信社]