「金を借りに実家に」父親の胸を何度も刺した疑いの息子(29)は“強盗殺人”容疑に切り替え

福岡市東区の住宅で父親を刺殺したとして長男(29)が逮捕された事件で、取り調べに対し長男が「借金があった。金を借りに実家に行った」などと供述していることが新たにわかりました。長男が現場で金品を奪った疑いもあることから警察は、強盗殺人の疑いに切り替えて17日、送検しました。
◆胸などを何度も刺して殺害し、金品を奪った疑いが持たれている
強盗殺人の疑いで送検されたのは、福岡市東区東浜に住む派遣社員・蓮山茂(はすやま・しげる)容疑者(29)です。蓮山容疑者は15日、東区八田の住宅で、この家に住む父親の明弘さん(65)の胸などを刃物で何度も刺して殺害し、金品を奪った疑いが持たれています。明弘さんの死亡原因は胸を刺された事による失血でした。
◆金銭をめぐりトラブル→“強盗殺人”事件に発展か
これまでの取り調べに蓮山容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。また、「借金があった。金を借りに実家に行った」などと供述していることも捜査関係者への取材でわかりました。警察は、父親の明弘さんと蓮山容疑者が金銭の話をめぐってトラブルになり、強盗殺人事件に発展した可能性があるとみて捜査を進めています。