岸田文雄首相は21日、栃木県足利市を訪れて夏の「全国行脚」をスタートさせる。政権の重点課題について現場の声を直接拾い、政策推進に生かす狙い。就任以来掲げてきた「聞く力」を再びアピールし、政権浮揚につなげたい思惑もありそうだ。
首相は6月21日の記者会見で、「今年の夏は再度、政権発足の原点に立ち返り、全国津々浦々の現場にお邪魔して皆さまの声を伺う」と述べた。足利市では障害者支援施設の利用者に業務を委託するワイナリーを訪れ、関係者と意見を交わす。
その後も、群馬、富山、鳥取、島根、福岡各県を訪れる方向だ。「車座対話」では子育てやデジタル行財政改革、自身が「国民全体の関心事」と位置付けて対応を急ぐ認知症対策がテーマとなる見通し。8月下旬までに、「今まで行くことができていない」(周辺)地域を含めて足を運ぶ。
[時事通信社]