「4人が川の深みにはまり3人流された」死亡した3人の女子児童が通う小学校長が涙の会見-福岡

福岡県北部・宮若市の犬鳴川で21日、小学6年の女子児童3人が遊泳中におぼれ3人が死亡した水難事故を受け、学校が午後5時から会見を開いた。校長は「4人が川の深みにはまった。1人は友人たちでなんとか引き上げたが、3人が流されてしまった」と当時の状況を説明した。
◆「1人はなんとか引き上げたが3人が流された」
女児たちが通う宮若西小学校(福岡県宮若市)の日高暢裕校長は「きょうから夏休みで、6年生の6人で集まって勉強したようだ。昼食をとった後に『川に行こう』となり8人で近くの川に向かった。最初は浅いところで遊んでいたものの、4人が川の深みにはまってしまった。1人は近くにいた友達がなんとか引き上げたが、3人はそのまま流されてしまった。3人の姿が見えなくなったところで、1人が携帯電話で110番した」と当時の状況を説明した。
◆「川から上がってこない」沈んだ3人を川底から発見
警察によると、午後1時前に「友達が川から上がってこない」と小学生の声で110番通報があった。消防隊が急行し、約30分後に水深2.5メートルから3メートルの川に沈んでいた2人を発見し救出。残る1人も7分後に川底から救出した。3人はいずれも小学6年の女子児童(11)。近隣の病院に運ばれたものの死亡が確認された。宮若西小学校の日高校長は会見で涙ぐみながら「きのう終業式で、元気な姿で送り出したところだった」と肩を落とした。
死亡した3人のうち1人は宮若市の中村優杏さん(11)。ほか2人は警察が身元の確認を進めている。
◆住民「一気に深くなっている部分がある」
近所の住民は「この春に河川敷が整備されてきれいになったばかりで、子供たちが来て遊ぶようになった。川は一気に深くなっている部分がある」と心配そうに話した。警察と消防が詳しいいきさつを捜査している。