東農大ボクシング部員、新たに1人逮捕 部内で大麻蔓延か 警視庁

東京農業大(東京都世田谷区)ボクシング部の部員らが営利目的で大麻を所持していた事件で、警視庁薬物銃器対策課は24日、新たに大麻取締法違反(営利目的所持)容疑で、ボクシング部員の男(19)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。容疑を認めているという。薬銃課は世田谷区内の学生寮の家宅捜索も実施しており、大麻の入手ルートを調べている。
捜査関係者によると、部員の男は今月初旬、世田谷区内の寮敷地内で、営利目的で、乾燥大麻を所持した疑いが持たれている。
薬銃課は今月12日、世田谷区内の路上で、大麻を所持したとして、いずれも19歳の部員の男と、その知人の2人を大麻取締法違反容疑で逮捕。捜査を進め、新たに部員1人の所持が判明したという。
東農大ボクシング部はプロの世界王者や五輪代表の選手を多数輩出する強豪校。事態を受けて、部は12日から無期限の活動停止処分となっている。
東農大はホームページで「逮捕者が新たに出たことは誠に遺憾。地域の皆さま、関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をかけたことを、心よりおわび申し上げる」などとコメントした。