日本大学アメリカンフットボール部の部員が大麻を所持した疑いがある問題で、東京都中野区にある同部の学生寮から見つかった植物片を警視庁が鑑定した結果、大麻と確認されたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、大麻取締法違反(所持)容疑などで捜査を進めている。
捜査関係者によると、アメフト部員が大麻を使用しているとの情報があり、大学側が7月に学生寮を調べたところ、部員が使用しているロッカーから少量の植物片が見つかった。相談を受けた警視庁が鑑定を行った結果、乾燥大麻と判明したという。
問題の発覚後、大学側は監督、コーチ、退部者を含む部員全員への聞き取り調査に乗り出し、同部は現在、全体練習を中止している。日大広報課は今月2日、「現時点では寮で違法な薬物が発見されたとの事実は確認できていない。不適切な事実が確認された場合は厳正に対処する」とのコメントを出した。
日大アメフト部は1940年創部で、大学日本一を決める「甲子園ボウル」で21回の優勝を誇る強豪。2018年に関西学院大との定期戦で部員による危険なタックルが問題となり、関東学生アメフト連盟から公式試合出場資格停止処分を受けた。処分は19年に解除されている。