関東など各地で相次いだ「闇バイト」に絡む強盗事件のうち、昨年12月に広島市西区の店舗兼住宅で起こった事件に関与したとして、広島県警は9日、住居不定、無職永田陸人被告(21)(強盗致死罪などで起訴)を強盗殺人未遂容疑などで逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。
現場にいた8人のうち7人は既に逮捕・起訴されている。県警は防犯カメラや通話履歴などから、永田被告を最後の1人と特定。永田被告は東京都狛江市で起きた強盗致死事件などの実行役として逮捕・起訴されていた。
発表では、永田被告は7人と共謀。昨年12月21日午後7時半~同55分頃、広島市西区の貴金属買い取り専門店に宅配業者を装って侵入し、経営者の男性(50)の頭を工具のようなもので殴ってけがを負わせ、約250万円と高級腕時計など約140点(2439万円相当)を奪った疑い。男性は現在も意識不明の重体となっている。