ワーグナー作品の指揮で高く評価され、新国立劇場のオペラ芸術監督を務めた指揮者で文化功労者の飯守泰次郎(いいもり・たいじろう)さんが15日午前7時16分、急性心不全のため東京都内で死去した。82歳。旧満州(現中国東北部)生まれ。葬儀は近親者で行う。喪主はおい慎太郎(しんたろう)さん。
藤原歌劇団のオペラ公演で指揮者デビュー。名古屋フィルハーモニー交響楽団や仙台フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者を歴任。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と関西フィルハーモニー管弦楽団の桂冠名誉指揮者。2014~18年に新国立劇場のオペラ芸術監督を務めた。