2021年10月、走行中の京王線特急電車で乗客をナイフで刺し、車両に火を付けたとして殺人未遂や現住建造物等放火などの罪に問われた無職服部恭太被告(26)の裁判員裁判で、懲役23年を言い渡した東京地裁立川支部判決が17日までに確定した。7月31日の判決に対し、検察側、弁護側双方が期限の8月14日までに控訴しなかった。
判決によると、21年10月31日午後8時ごろ、東京都調布市内を走行中の電車内で男性の胸をナイフで突き刺し約3カ月のけがを負わせた。その後、多数の乗客にライターオイルをまき、10人にめがけて火のついたライターを投げて殺害しようとした。