ポロリを逆手に取るのか。日本維新の会の音喜多駿政調会長(40)の下半身が炎上した。音喜多氏は23日深夜にサウナで体重計に乗った画像を投稿。よく見ると体重計に音喜多氏の局部が反射して写り込んでおり、SNSを中心に騒動となっていた。翌朝に陳謝したが、それで終わるタマではないという。
23日は国会で岸田文雄首相が所信表明演説を行うなど、国会議員にとって忙しい1日だった。音喜多氏もそんな疲れを癒やすためにサウナを訪れたという。本人のブログによる釈明によると、「体重がいい感じに絞れてるやないけ!」と思い、体重計に表示された数字が写るように写真を撮影し、深夜に「X」(旧ツイッター)へ投稿した。
その画像が瞬く間にSNSで物議をかもすようになった。というのも音喜多氏は全裸で体重計に乗り、自身の足元を見下ろす形で撮影していたので、局部が体重計にうっすらと反射して写ってしまっていたのだ。削除しても遅かった。
翌24日には拡散されて多くの人の目に触れる事態となっていた。音喜多氏はブログを更新し、「文字通りすべては身から出たアレであり、もし画像を見てご不快な想いをされた方がいましたら心よりお詫び申し上げます」と謝罪。SNSでは音喜多氏を擁護する書き込みもあるが、「サウナでは撮影禁止では?」とルール違反をとがめる声も大きくなっている。
すっかり炎上している音喜多氏だが、政界ではどんな評価なのか。政界関係者は「策士です。頭がいいですよ」と指摘した。みんなの党公認で東京都議会議員に当選し、その後は小池旋風で勢いに乗る小池百合子氏に接近。かと思えば、小池氏から距離を置き、あれよあれよと参院議員にまでなっていた。
「この身の振り方に都議時代を知る人たちには『音喜多氏が国会議員になれるなら自分もなれるはず』と嫉妬とうらやましさが混じったような感情を持っている人もいます。もっとも音喜多氏は相当計算して、いろんな手を打ってきている。2019年の参院選でも維新と音喜多氏はかなり戦略を練って挑戦していた。誰でもまねできるものではないです」(同)
もちろんポロリが計算なんてことはないだろう。しかし、音喜多氏は「X」で「今日は、すれ違う人がみんなニコニコしている気がする」と騒動をネタにするなどポジティブだ。ポロリ騒動をプラスに変える戦略があるのかもしれない。