沖縄県警名護署は25日、畑から青パパイア79個などを盗んだとして、窃盗の疑いで、自称農業アルバイトの容疑者(63)=名護市=を逮捕した。調べに対し「取ったことは間違いない」と容疑を認めているという。署は、70代の男と女=いずれも名護市=も犯行に加わったとして在宅で捜査している。
容疑者の逮捕容疑は9月24日午後6時半ごろ、名護市の男性(63)の畑で青パパイア79個と農業用のかご2個(時価合計1万1350円相当)を盗んだ疑い。男性から「パパイア泥棒を引き留めている」と110番通報があった。
署によると、3人がパパイアを盗んでかごに入れているところを所有者が発見。警察に通報している間、容疑者はほかの2人を残して逃走した。容疑者が2人を誘ったとみられ、所有者とは知人同士という。
名護署は畑の農作物を荒らす野荒らしの手口が相次いでいるとして、パトロールを強化している。
同市でパパイアを育てる別の農家の男性(67)は「事件前からパパイア泥棒がいるとうわさはあった。自分の農作物も盗まれていたらと思うと怖い」と話した。