ガザ地区でイスラエル軍とイスラム組織「ハマス」の軍事衝突が始まり、7日で1か月になります。 死者が1万人を超える中、札幌市では、医療支援の団体が、速やかな停戦を訴えています。
アプリを通じて、パレスチナ・ガザ地区の生々しい惨状が伝えられます。
アフメド・サメハさんの妻 「気がついたら、がれきの中にいました。私たちの家はイスラエルによって爆撃されたとすぐわかりました」 「息子は隣で死んでいた。どうして罪のない子どもを殺せるのか」
現地から刻々と実状を伝えるのは、ガザ地区に住むジャーナリスト=アフメド・サメハさんの妻です。 5日、札幌市で開かれた、医療でガザ地区の人たちを支援する団体の集会です。 会場とオンラインを合わせて170人以上が参加しました。
北海道パレスチナ医療奉仕団 猫塚義夫団長 「(ガザ地区の死者が)9000人を超えている、子どもが3500人」
ガザ地区でイスラエル軍とイスラム組織ハマスの軍事衝突が始まって、7日で1か月になります。 双方の死者は、1万1000人以上を超え、その4割は子どもや妊婦だったと猫塚さんは話します。
北海道パレスチナ医療奉仕団 猫塚義夫団長 「ますますひどくなってます。病院や国連の学校に対する爆撃とか、ガザの中には安全な場所がなくなった」
「パレスチナを自由に、虐殺をやめろ」と訴える参加者たち。 3日、札幌市で行われたキャンドルデモには当日、飛び入りの参加者が相次ぎ、予想の3倍、およそ300人が参加し、関心の高さが伺えます。
参加したエジプト人女性 「彼らはひどく苦しんでいる。すべての国に助けてもらいたい」
北海道パレスチナ医療奉仕団 小内ゆいさん 「今回を機に一人でも多くの人に関心を持ってほしいし、無関心でいないでほしいなと」
イベントを主催した「北海道パレスチナ医療奉仕団」は、日本から遠いパレスチナの地で、激しい武力衝突が起きている悲惨な現実を知って欲しいと話しています。